夫婦や友達とカフェ開業する時に守ってほしい「8つのルール」

初めまして!!新大阪 カフェ&ビアテラス カリフォルニアカフェ 代表 直林浩正です。

僕の周りにはなぜか「カフェ開業」を考えている人がたくさんいるんですよ。

その中でも多いのが夫婦や友人とやりたいといった方が。

いつも質問されるのは「カフェ開業出来ますかね?」って感じで。

答えは「誰でもカフェ開業できますよ!!」と答えます、そして「『開業』と『経営』は別次元の話ですよ、開業はお金さえあれば誰でもできます、しかし経営は容易にはできません。私は大バカだったので半年でパン屋を廃業しました」

 

カフェの経営はとても客単価の低い商売です。

一杯のコーヒー500円だとして一日に50人来店しました、原価50円だとしたら儲けは450円です。

450円×50人=22,500円が儲けです。

一か月25日営業とすると22,500円×25日=562,500円

利益が562,500円そこから家賃や変動費(食材仕入れ、人件費、水道光熱費など)引くと手元に残るのは10万円ぐらいですかね。

50万円くらいの売り上げなら20万円の収入はかなり難しいかもしれません。

ただ、人を雇わず共同経営や、夫婦での経営ならば人件費がいらないので、もう少し利益が出るかもしれません。

私は従業員を雇用した店を経営しているので考え方が少し違いますが、だからこそ共同経営や夫婦での経営のメリットもわかります。

メリットは。

「悩みを分かち合える」

私は代表として経営しているので相談相手は一人もいません。経営者と従業員は180度真逆の考え方をしていると考えています。

代表は「売上」を考え、従業員は「給与」を考える。

従業員を雇わずに共同で経営したら深い部分での共感を得ることが出来ます。

「人件費がいらない」

やはりここは大きいです、人件費は売上の25%くらいになりますがこの人件費がいらないのは経営がとても楽になります。

「求人に悩まない」

飲食店の今の悩みは「人がいない」この一言だと思います。

儲かってはいるけど右腕のスタッフが辞めてしまい、お店が回らなくなってしまい廃業するパターンがとても増えてきているということです。

今は求人を出して応募もありませんし、応募があっても面接に来ないなんて普通です。

5人の応募があって1人面接に来るぐらいです。

共同経営や夫婦での経営のメリットはわかっていただいた思いますが、ただし「利益」を出すのは別次元の話です。

カフェの経営は利益を出すのが本当に難しいビジネスだと思います。

私もカフェを開業してから5年経ちますが、おかげさまで当店は順調に利益を出せるようになりましたが、それは立地場所、メニュー構成、ランチ需要、宴会需要に助けられたからです。

店の前にはコメダ珈琲がありますが、コメダ珈琲と同じメニュー内容で経営していれば2年目に廃業していたでしょう。

当店を開業してからランチメニューを徐々に増やしていき、今は10種類以上のランチメニューがあります。

夜は宴会コースやアラカルトメニューも増やしていき、土曜日日曜日は結婚式の二次会需要を狙ったコースなどもやり始めました。

月に1回は婚活パーティーをイベント会社と共同で始めました。

異業種交流会にも参加していろいろな方とタッグを組んでイベントなどもたくさん行いました。

1年目に動いた結果、利益が出せるお店になりました。

1年目にすぐに商圏にあったビジネスが出来たからだと思います。

私の周りにいる人のように「夫婦でカフェを開業したい」「友人と共通の趣味のカフェを開業したい」など共同経営や夫婦経営の話を聞きますが、一度立ち止まって本当にやりたいか考えてください。

それでもカフェがやりたいという覚悟があるならば応援します。

ただし、「夫婦」「友達」「兄弟」で小さなカフェを開業し長く続けるためにパートナー同士で守っていただきたい「8つのルール」があります。

仲の良いパートナーとカフェを経営していくことは、一見楽しそうに感じられるかもしれません。

ビジネスパートナーであり「夫婦」「友達」「兄弟」であるという難しい関係性の中で、最良のパートナーでいる秘訣は、お互いを尊重し、話し合いの機会を多く作ることです。

喧嘩や衝突があったとしても、それを一緒に乗り越えるほどにお互いの絆は深まります。

カフェ経営を「夫婦」「友達」「兄弟」で考えている方は、ぜひお互いの考えを知るためのコミュニケーションの機会を多くとるようにしてみてください。

「なぜカフェをしたいのか」という本題から。

「二人の意見が分かれた場合」

「給与の件」

「休日の件」

「資金の件」

話し出せば止まりませんが、あったら困る問題点をすべて書き出しお互いに話し合ってください。

それがクリアすればまずは第一関門突破ですね。

これからが「8つのルール」

1、ほどよい距離感でお客様を大事にする

1人や2人で経営するカフェにはオーナー達との会話を楽しみに訪れるお客様がとても多いと思いです。

「おはよー」「今日のランチは何?」「昨日こんなことがあってねー」などなど、いろいろな話をしてくるでしょう。

そのようなお客様達を笑顔で迎えることが常に出来るようにアットホームな雰囲気作りは大切です。

常連のお客様はお店の雰囲気をすぐに察知して、「あれ、今日調子悪い?」などすぐに突っ込んできますから、気を付けてくださいね。

話しかけてくれるようなお客様は常連さんになりやすいお客様なのでなるべく顔と名前を覚えるようにしておきましょう。

もちろん、そっとしておいてほしいというお客様もたくさんいます。

内々のノリで接客しないように気を使い”いろいろなタイプのお客様がいる”ということを忘れないように、お客様との距離感を大事にしましょう。

2、ピンチを転機と捉え新たな挑戦に挑む

2人で営業しているとやはり相方が病気や何かの用事でどうしても店に立てない時が必ず出てきますよね。

これをピンチと感じるか転機と受け取るかで大きく変わってきます。

2人で毎日作業していると自然に役割分担が出来ますが、1人が病気などで店に立てない場合どうしても1人で営業するしかないです。

その時は相方がやっていた仕事をすべて自分一人で行わなければいけません、そこで新しい挑戦が生まれます。

1人で2人分の仕事をするのは大変ですが、その時に今まで相方が行っていた仕事を確認できるんです。

この経験は大きいと思います、相方の仕事もこなして自分1人で業務を行えるとしたらどうですか?

ということは、「1人で出来るもん!」ってことになりますから。

もう1人は別の新しい仕事が出来たりします。

新しいメニュー開発や、翌日の仕込み、店の外でイベントに参加してお店のアピールをしたり、その他の副業をしたりできますよね。

もし「副業」出来るようになったら、とてもラッキーです。

カフェの利益だけでは贅沢な生活は出来ないでしょう。

少しの空き時間に収入が入る仕組みが出来ると経済的に楽になりますから、常に副業のことは考えていた方がいいと思います。

2人で営業しているとどうしても作業がマンネリ化しますからたまには新しいことにチャレンジしましょう。

3、お互いを尊重し合い、結果を必ず共有する。

2人で作業すると自然と役割分担が出来てきます。

例えば奥さんが「私は料理と事務」、主人は「彼はドリンクと接客を担当」という形に。

もちろんお互いの役割は責任をもって手を抜かない、また相方の担当分野に関しては任せきりにせず話し合うことが大事。

例えば「こんなものを買い付けてこようと思うけど、どう思う?」という感じで相談することです。

相談することによって「なぜ買うのか」を共有し相手の意見をきちんと聞くことが大切です。

もしかすると買い付けをしなくても今あるもので代用できる場合があるかもしれないし、または相手も買い付けを考えていて違うものを提案してくることがあるかもしれません。

常に2人で何でも相談し、うまくできたら言葉を惜しまずほめて、相手を尊重することを忘れないようにしましょう。

4、その日にあったことを共有し合う

良い時も悪い時も、必ずその日あったことを2人で話し合いすること。

ポジティブにいることは大事ですが、ポジティブな言葉でマイナス面に蓋をすることはいいことではありません。

嫌なことがあった時はマイナスなこともオブラートに包まず言うようにしましょう。

どんな人が来たとか、こんなことがあって楽しかったとか、イライラしたこととか、小さなことも含めて共有し合う。

2人だけの作業になるのでクタクタになることもあるはずです、その時は二人とも同じくらい疲れているので「疲れたね」と言い合って共有し、上手くいかなかったときはきちんと反省。

その日のうちに原因を解明し解決するようにしましょう。

できるだけ次の日に持ち越さないように、その日のうちに話し合い。

どちらかが愚痴を吐いた時もその愚痴をどちらかが聞き助け合うようにすることが大切です。

仲がいい二人で経営していても、必ずケンカをする時が来ると思います。

その時はきちんと話し合い溜まったものを吐き出しストレスのたまらない環境にお互い気を使い合いましょうね。

話し合うときは作業しながらではなくきちんと座って時間を作って話し合うことが重要です。

作業しながら話し合うと、解決しにくいといわれています。

必ず座って話し合いしましょう。

5、小さな幸せを積み重ねる。

夫婦で一緒に仕事をすると、仕事も家庭も一緒にいることになるのでプライベートの時間は作りにくくなります。

休日も一緒にいてお店の話になりますがそれが仕事であり家庭だと思います。

仕事と家庭の境目はなくなりますが、店もある意味家庭の延長かもしれませんね。

仕事と家庭の両立ではなく、仕事と家庭がイコールという生活は悪くないのではと感じます。

個人のカフェは大きく利益を出すことが難しいです。

贅沢ができるビジネスではありません。

小さなカフェビジネスは日々の小さな喜びをたくさん見つけることが幸せであり、長く店を続けていける秘訣でしょう。

6、親しき中にも礼儀あり、感謝の言葉を忘れない。

一緒に仕事をしている夫婦、兄弟、友人。

馴れ合うことはしないように「ありがとう」「ごめん」「すごいね」、この3つの言葉を大事にしましょう。

厨房の中で2人でずっと無言で作業するのではなく、いいものなどが出来たら「いいのが出来たね」とか、家庭などでも「洗濯ありがとう、掃除ありがとう」とか言うようにしましょう。

お互いイライラして、ありがとう、ごめんねなど言わなくなる時期もあると思いますが

「ありがとう」「ごめん」「すごいね」などの言葉を聞くと気持ちが落ち着きカリカリした気持ちが消えていき、改めて感謝や挨拶の言葉のパワーを感じると思います。

お客様から「今日のごはん美味しかったー」と言われると気持ちがリセットされ、うれしいですよね。

言葉のチカラってほんと「すごい」です。

7、意見の相違も、すべては「店をよくするため」

2人で経営するとお互いの意見が食い違ったり、ぶつかったりすることがあるはずです。

お互い他人ですから相方が細かいことを気を遣わずどんどん言ってしまうタイプのこともあるでしょう。

性格が真逆のこともあるでしょうし。

ですが、お互いに「お客様に喜んでもらいたい」という思いは一緒です。

その思いが根底にあるから、意見が食い違うこともあっても、最後はお互い納得できる意見が出ると思います。

この共通した「お客様に喜んでもらいたい」という共通認識があることが、店を続けられる秘訣です。

意見が割れることがあっても、その場で解決すること、長く引きずらないようにしましょう。

8、1人の時間を大切にする。

友人との共同経営は日常のほとんどの時間を一緒にいることになります。

休日のオンオフはしっかりとるようにしたいですね。

友達同士で「一緒にカフェなんか経営できたらいいねー」「きっとうまいいくよー」なんて話をすることがあると思いますが、

昔からの友人と仕事を一緒にすると、歯車が狂いだす場合があります。

だからこそ、オンとオフはしっかり分けましょう。

職人気質の1人と社交的な1人が経営しているのならば

1人は他店のコーヒー店を巡り,その店の店主と情報交換するのもいいですし

好きなコーヒーを飲んで1人の時間を過ごす。

もう1人は他業種の人たちと交流も持って

コーヒー店以外の視点から今のお店に活かせる情報などを吸収し

視野を広げるのも良いですね。

仕事とプライベートをきっちり分け、お互いに完全にリセットすること。

いつも二人でべったりいてしまうと、言いたいことが言えない環境になってしまい

心が離れていくことがありますから。

私の話になりますが。

昔、仲のいい友人と一緒に仕事をしていたことがあります。

とても仲が良かったので私がいた職場に転職するように促し、友人は「わかった」と当時働いていた職場に退職届を提出し

私がいた職場に転職してきました、数年間はとても仲良く仕事をし休日もよく一緒に遊びに行き、平日の夜もよく飲みに行きました。

あるとき、私が上司、友人が部下の関係になった時期から少し歯車が狂いだしました。

会社からの要求を部下である友人に指図したとき意見が分かれてしまい、その時期から話をする機会が減ってしまいました。

それまでは何でも話し合える仲だと思っていましたが、立場が変わてしまうと話せる話、話せない話というものが出来てしまい。

お互いの心が離れてしまったのです。(なんか恋愛の話っぽくなっていますが、仕事の話ですよ)

こうなってしまえばプライベートの話も出来ないし、笑える楽しい話も出来ない。

そして上司としての助言や注意もできなくなってしまい。

友人に退職届を出させる流れに私がしてしまいました。

他人だったら助言も注意も出来たのですが、仲の良い友人には出来ないものです。

今でも思い出す、過去の後悔です。

友人とビジネスをするのは難しいこともあるかもしれませんが

はじめによく話し合い、風通りの良い環境にすることを誓い合いましょう。

そうすることによって、私のような失敗はないと思います。

まとめ

共同経営はとても難しいビジネスだと一般的に言われますが

しかし、そのビジネスをしている方はたくさんいます。

なぜ、上手くいっているか?

なぜ、上手くいっていないのか?

これはたまたまではなく、ポイントがあるのです。

「業務内容をルール化する」「意見が分かれた時の最終決定者をきちんと決めておく」「尊敬し信頼し合える関係作り」

このようなポイントを押さえて「夫婦」「友人」「兄弟」との共同経営を成功させましょう。


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