カフェ開業は場所でほぼ決まる、お客がくる店、来ない店!!

初めまして!新大阪 カフェ&ビアテラス カリフォルニアカフェ 代表 直林浩正です。

カフェを開業するうえで、最も重要なポイントの一つが、立地です。

人気のお店になるかどうかを左右するほどお店の立地はとても重要です。

飲食店は1に立地、2に立地、3に立地!!と言われるぐらい、しつこいですが重要なんです。

売上の7割は立地で決まると言われるように、いい立地に出店することが人気店への第一歩です。

お店の立地を明確な戦略を持たずに安易に決めてしまうと、後悔してしまうことになるでしょう。

そして、人気カフェのオーナーたちはどのようにして現在、店舗を構える場所でカフェを始めようと思ったのか調べてみました。

駅から少し離れた人気エリア、下町エリア、ローカルエリアで、集客している人気カフェオーナーに立地の選び方のポイントと自分のカフェの方向性と立地のマッチングについて話を紹介します。

人通りが多ければお客様の数も多いです、大阪で言えば梅田や心斎橋など、とても人が多いのでお店を出店できれば人気店になるんだろうな。とか考えている人もいると思いますが。

主要駅前や繁華街などは半径数百メートルの範囲内にたくさんの飲食店が軒を連ねており、競合も多いですし賃料ももちろん高額です。

一方で、郊外や住宅街では、人通りは少ないですが、物件の賃料は繁華街に比べたら安い場合が多く、競合店との競争は少ないと思われます。

このように、どの立地が良いというのは一概には言えないものです。

ここで、お店を出店する際の主な立地の特徴について、見てみましょう。

1-1.オフィス街

ランチの需要がずば抜けて高い。平日は、行列ができるぐらいの集客ができる。

夜は仕事帰りの会社員が比較的早い時間から来店して店を盛り上げてくれる。

その反面、土日や休日の集客に苦戦する店舗が多いのも事実です。

特徴

  • 平日は集客しやすいが、土日・休日は集客できない。
  • 店舗の家賃や敷金・保証金などが高くなる。
  • オフィス街はやはり一番の稼ぎ時はお昼の時間帯です。ランチタイムの会社員をいかにして獲得するかが勝負といえるでしょう。
  • ランチメニューは簡単に作れて、短時間で提供できるメニューを用意しておくのが望ましいです。予め仕込みをしておき、注文後5〜10分くらいで提供できるものがいいでしょう。
  • 金曜日は仕事帰りにお酒を飲まれる方がとても多いので夜のメニューをたくさん作ってお客様を獲得しましょう。団体のお客様のニーズも高いですので飲み放題付きコースメニューも効果的です

1-2.繁華街

土日や休日に人が集まりやすい立地であり、比較的夜遅い時間帯でも売上を確保しやすい立地です。

メインとなるターゲットは若者やカップルが中心となります。

特徴

  • 平日だけでなく、土日にも人が集まりやすく、集客はしやすい。
  • 店舗の家賃や敷金・保証金などが高くなる。
  • 繁華街にいる人達はその街に遊びに来ている人たちなので、やはり個性が強く目立つお店の方が印象に残りやすく他店舗より集客力が上がります。繁華街の多くは広告の看板や店舗のネオンなど、街中に派手な雰囲気があるため地味な店舗だとやはり埋もれてしまいがちです。
  • お客様は初めての来店客が多いためどれだけお店に入りやすい雰囲気を出しているかも重要です。ガラス張りの入り口で外から中の様子が見えて料金や雰囲気などがわかりやすくしましょう。やはりいかにお客さんの不安要素を取り除き、納得できるお店となるかが重要なポイントです。

1-3.駅近

電車を利用するお客様が多いため、アルコールが出やすいという特徴があります。

一方で、家賃や保証金、人件費が高いので、固定費が高くなりがちです。

特徴

  • 駅を利用する人が多いと、店舗の周りの人の流れが多くなるため、集客はしやすくなる。
  • 店舗の家賃や敷金・補償金などが高くなる。
  • お客様の多くはリピーター、その地域の固定客が中心となります。そのため、価格設定もお手頃にし、過ごしやすい雰囲気を作り出すことが重要です。新規顧客のためにも店舗の外にメニューボードを置くなどして、メニューの価格や店舗の雰囲気が伝わりやすいように工夫してみましょう。
  • リピーターが多いだけに接客サービスも工夫が必要です。頻繁に訪れる地元のお客さんの名前を覚えたり、接客中に自然に会話を持ち出すなど、来店することが楽しく感じてもらえるようにすべきです。

1-4.郊外

郊外の店舗は、多くのお客様が車で来店するため、駐車場の台数と駐車場への動線(看板など)、駐車場への入りやすさが重要なポイントとなります。

特徴

  • 繁華街の店舗と比べて、店舗や駐車場の面積が広い。
  • 店舗の家賃(坪単価)が低い。
  • 郊外店舗のカフェはまずはなんといっても目立つことが重要となります。そのため遠くからでもお店の存在を知ってもらえるように大きな看板を設置することが必須です。看板設置費にしっかりとお金をつぎ込むべきポイントの一つです。どんなお店であっても看板を設置することは重要ですが、郊外のカフェに関して言えばこの看板の大きさがポイントとなるでしょう。
  • 郊外型カフェは車での来店客が多いためアルコールの提供が難しくなってきますので、夜メニューで客単価の上がるメニュー作りが重要になってきます。

2、お店のコンセプトと立地のマッチングが重要

お店の立地(商圏)ごとにいろいろな特徴があり、一概にこの立地だからよいということにはなりません。

どのような立地も万能ではなく、家賃、ターゲットの層や志向などさまざまな要素があります。

立地選びをどうすればよいかということになりますが、最も重要なのは、お店のコンセプトに合った立地を選ぶことです。

お店のコンセプトとは、一言でいうと「どのようなお店」かということです。

例えば、ビジネス街でカフェ開業するのであれば、ターゲット層はサラリーマンとなるため、サラリーマンが立ち寄りやすい立地でないといけません。そうすると、ランチタイムは12時から13時の1時間勝負になりますから提供スピードの速いランチメニューを作らなければいけません。

夜のメニューも多少お酒のお供になるようなメニューを多めに作っておきたいですね。多少家賃が高くても駅近の立地を選ぶべきです。

一方で、ターゲットが小さな子供がいるファミリーや家族連れなど幅広い層となる場合は、駅から離れていても車で来店できる郊外のロードサイド店がいいですね。最近は個室を完備した郊外型カフェが増えてきているような感じもします。

コンセプトから立地を選ぶとして、次のようなものがあげられます。

2-1.メインターゲットが誰なのか?

カフェをオープンして、どのようなお客様をメインのターゲットしたいのかをしっかり考える必要があります。

そして、そのターゲット層の行動パターンや動線をしっかり把握します。

の時重要なのが、ターゲット層がどのような時間帯やタイミングで来店したくなるかをしっかりと理解することです

ビジネス街であれば、サラリーマンが会社の最寄り駅のカフェを使う理由、どのような使い方でカフェに来てくれるのか? 郊外型カフェであれば、家族連れが平日の夜に外食するのか、休日のランチなのか、遊びに行った帰りに外食するのか?

そして、パターンや動線を具体的にイメージして、グーグルマップなどを使いながら、地図に落とし込んでいって、候補地をリストアップします。

2-2.候補地の物件を具体的に探してみます。

インターネットの不動産検索サイト(ヤフー不動産など)を使うと便利です。

候補地の周辺の店舗の家賃相場がどの程度なのかを調査します。

具体的には、路面店かどうか? 店舗の面積は? 駐車場の有無や台数は? 周辺の状況は?(道路の幅、角地かどうかなど) 周りの競合店の状況は? などをチェックしながら、賃料相場と敷金・保証金を確認していきます。

ここで、具体的な店舗物件まで目星をつけておきます。

2-3.候補物件のリサーチをする。

ターゲットとなるお客様の行動パターンから、想定する時間帯を絞って、リストアップした具体的な候補物件の周辺をリサーチに行きましょう。

実際にその時間帯に見学することで、人の流れを具体的に確認することができます。

そこで、イメージしていた通りの人の流れや周辺の店舗の客入り状況であるかどうかを確認し、お店のコンセプトと立地がマッチしているかを実際に確かめましょう。

 

3、カフェ開業を成功させる人気カフェオーナーの立地の選び方

人気カフェのオーナーたちはどのようにして現在、店舗を構える場所でカフェを始めようと思ったのか調べてみました。

駅から少し離れた人気エリア、下町エリア、ローカルエリアで、集客している人気カフェオーナーに立地の選び方のポイントと自分のカフェの方向性と立地のマッチングについて話を紹介します。

3-1.コンセプトと立地のマッチングが北欧カフェの人気を16年支える

MOI (東京)

カフェ モイ

東京・吉祥寺の『moi(カフェ モイ)は「北欧」カフェの先駆けの店。2007年に荻窪から移転し、今年でオープン16年目を迎える人気カフェ。駅から少し離れた商店街の外れに立地し「北欧」好きな人たちを中心に目的客をつかんでいる。

■カフェ モイ 立地分析

最寄り駅
吉祥寺駅はJR中央線と京王井の頭線が乗り入れる。新宿や渋谷からのアクセスも良く1日の乗降客数は約42万人。駅ビルや商業施設、チェーン店、量販店などが駅中心に200メートル圏内に集中する。住みたいまちのランキングで毎年上位に入る人気エリア。

客層
女性客が8割占める。30代から40代の女性を中心に「北欧」が好きな人などの目的客が4割、地元リピーター客が3割、フリー客が3割の構成。来店客の半数以上が地元以外のお客様で多くの目的客が訪れる。韓国や台湾などの外国人お客様も多い。

強味
店の近くに「北欧」の雑貨を扱う店がある他、スウエーデン料理の店「ALLT GOTT(アルトゴット)」やヨーロッパの玩具専門店「Atelier NIKI TIKI(アトリエ ニキティキ)」といった「北欧」に関連する名店があり、集客の相乗効果がある。

弱み
駅から少し離れた商店街の一角にあるが、店が少なくなり、閑静な住宅街が始まる場所のため、夜は寂しい立地に。吉祥寺駅前はアーケード街が発達しており雨の日はアーケード街の外のエリアは人通りが少なくなる。競合も多い立地のため目的客をつかむことが重要になる。

3-1-1、北欧になじみのある、中央線沿線エリアで創業

『moi (カフェ モイ)』は2002年7月に東京・荻窪の住宅街でオープンしその後2007年12月に現在の吉祥寺の店舗に移転した。

今でこそ「北欧」をコンセプトにしたカフェの先駆けとして多くのファンが通う人気店だが、オープン当初は北欧の家具や雑貨、ライフスタイルへの関心は高くなく、北欧ブームが訪れたのも吉祥寺へ移転する前後。

オーナーの岩間さんは、自身が北欧のデザインに興味を持っていたこともあり、店づくりのコンセプトに「北欧」を選んだ。

そして北欧が好きな人、地元の人が通うカフェを目指し、当時住んでいた土地勘のある荻窪で物件を探した。

また荻窪駅のある中央線沿線は北欧となじみのある飲食店や施設があるエリアであったことも荻窪の立地を選んだ理由となった。

荻窪の店は駅から徒歩5~6分のの住宅街にある築60年余りの古い物件だったこともあり、開業の準備段階から将来的に移転を考えていたという。

そのため、家具などは簡単に取り外しができるようにデザイナーに注文し原状復帰が簡単にできるように工夫した。

北欧をコンセプトにした居心地の良いカフェは、岩間さんの狙い通り、5年半の間、北欧好きな人と地元の人が集う場所となった。

3-1-2、北欧のコンセプトとのマッチングがポイントに

物件の問題から移転を考えていた岩間さんは、山の手線エリアで次の店の場所を探す。

自身とスタッフの2人体制で営業する10坪規模の物件は個人でカフェを開業したい人の多くが求めていることもあり、いい出会いがなかった。

そうした中、知人から吉祥寺の店舗が開くという情報をもらった岩間さんは吉祥寺への移転を決意。

不動産業者に情報が回る前だったこともあり予算をオーバーすることがなかった。

吉祥寺は飲食店に限らず、個性的な店が多いエリア。

それが魅力となり、街自体に人を呼び込む力となっている。

『moi』のある吉祥寺大正通り商店街も同様で、スウエーデン料理の名店や北欧雑貨を扱う店などがあり、コンセプトの「北欧」とのマッチングが立地を選んだポイントとなっている。

また吉祥寺は荻窪から2駅と近く、荻窪時代のお客さんも通える距離ということも大きかった。

しかし商店街通りでも駅から徒歩7分と少し離れ住宅街の入り口にあるため目的客を中心に集客を図る必要がある。

それに対し岩間さんは、北欧が好きな人たちだけではなく、来店をきっかけに北欧に興味を持ったファンを大事にすることで、来店客の半数以上を目的客が占めることに成功。

荻窪時代から変わらない姿勢が16年の人気を支えている。

3-2、下町の雰囲気が残る東向島に立地。地元の魅力を発信する地域密着カフェ

東向島珈琲店 (東京)

東向島珈琲店

浅草からも近く下町の雰囲気が残る東向島エリア。「東京スカイツリー」の開業後は新しい住民や観光客が増えている。オープンから今年で12年目を迎える『東向島珈琲店』は地元の人たちから「ヒガムコ」の愛称で親しまれている人気カフェ。

■東向島珈琲店 立地分析

最寄り駅
東京。浅草駅と群馬・伊勢崎駅を結ぶ東武スカイツリーライン・曳舟駅。乗降客数は26000人。東武鉄道が運営する商業施設「EQUIA」を併設する。東口は開発され、商業施設やタワーマンションが建つ。西口は小さな店や住宅が密集し下町の面影が残る。

客層
平日は地元の子育て中の母親のグループ客や年配客、フリーランスの仕事をしている自営業の人などが来店。週末は地元のお客だけではなく「東京スカイツリー」の観光客や下町散策する人などの目的客が増える。三世代の家族利用も多い。

強味
近年若い世代の人たちが待ちの空き店舗にギャラリーや書店、パン屋などを開業し、そうした店を散策する目的客が訪れるようになった。「東京スカイツリー」の開業後はマンションなどの開発が進み、新しい住民が増えてきている。

弱み
古くから住む人と新たに住み始めた人が混在する住宅街に立地。最寄駅から徒歩5分ほどの国道沿いにあるが平日の人通りは少ない。店の前の国道によって人の流れが分断されることもあり、雨の日など天気の影響を受けてしまう。

3-2-1、窓から見える景色にこだわった立地と生まれ育った場所で開業

町工場や古くからの住宅があり、現在も下町の面影を残す東京・東向島エリア。

2012年の「東京スカイツリー」の開業後は駅周辺の開発が進み観光客や新しい住民が増えている。

その影響もあり近年は空き家だった商店がギャラリーや書店、パン屋などに生まれ変わるなど、街に賑わいが生まれている。

『東向島珈琲店』はスカイツリーが開業する前の2006年11月にオープンした。

オーナーの井奈波さんは元ホテルマンで都内の喫茶店に勤めて珈琲の提供やカフェの経営を学びながら開業を目指す。

2003年から古い町並みの残る谷中・根津・千駄木の“谷根千(やねせん)“と呼ばれる人気の下町エリアで立地と物件探しをスタート。

数十件以上見たが自身がイメージする立地と物件に出会うことが出来なかった。

次に上野と浅草で立地と物件探しをしたが、家賃の面や観光客と地元客が混在する場所に商売の難しさ感じ、生まれ育った墨田区で探し始めて最初に出会たのが現在の店舗だ。

公園の緑や隅田川の水辺など、「窓から見える景色が生きる立地や物件」にこだわり、出店場所を探していた井奈波さん。

東向島珈琲店』の店舗はそのイメージ通りの立地と物件で小さな公園に隣接しているロケーションが立地選びのポイントとなった。

カフェの店づくりにおいて空間の魅力を大事にする井奈波さんは「すりガラスの向こうにある公園の緑がお客様にとって気持ちの良い空間と時間を提供できる」と確信。

すりガラスを大きな窓に変えて居心地の良い空間を作り出すことに成功した。

3-2-2、地域貢献という形でカフェの役割をはたす

また、東向島で開業することは、生まれ育た街への恩返しにつながることも立地を選んだ理由だった。

町を活性化する魅力がカフェにあると考える井奈波さんは、開業してから店を通じて出会った人たちとの縁をいかして地域に関わってきた。

たとえば、店内で販売する「下町の小さなカフェのドレッシング」は墨田区がブランド戦略として展開する「すみだモダン」のブランド認定を2015年に受けた。

墨田区内の障害を持つ人の就労支援施設にラベルを貼る仕事を依頼し、地元の人と事業者をつなぐ役割を果たしながら、地域ブランドを発信している。

同じく認定を受けたコメと抹茶を使ったスイーツの「抹茶のリオレ」は米のブランドから精米、器とカトラリーの作成を墨田区の職人が担当。

同店と連携して作り上げた逸品。

『東向島珈琲』の店名には地域とのかかわりを大事にする姿勢が込められている。

今年で12周年を迎える地域密着カフェの人気は店を訪れるお客、地域の財産を大事にする店であり続けることにあるといえる。

3-3、老舗呉服店の裏庭に立地。独自のロケーションを強みに目的客を掴む。

tronc (千葉)

トロン

古民家の蔵など歴史的な建造物が点在する千葉・流山本町。江戸時代から続く老舗呉服店が所有する納屋をリノベーションして2016年3月にオープンした人気カフェが『tronc(トロン)』。呉服店の裏庭にあるロケーションも魅力になっている。

■トロン 立地分析

最寄り駅
流鉄流山線・流山駅。大正5年に営業開始した流鉄流山線は2両編成の電車が走行する郊外の単線ローカル鉄道。千葉・松戸のJR常磐線・馬橋駅と流山駅間の5.7キロを結ぶ。都心から近いローカル線として「関東の駅百選」に選ばれている。

客層
平日は地元リピーター客を集客。週末は東京や千葉エリアからの目的客を中心に、遠方からのお客も多い。20~30代の女性客や40~60代の夫婦客、学生など、客層は幅広い。東京・三軒茶屋の「ニコラ」時代のファンも通う。

強味
都心から1時間程度でアクセスでき、東京からのお客さんも訪れる。流山本町エリアは古い商家などが点在するレトロな風情がありカフェやレストラン、ギャラリーとして町並みを残す。つくばエキスプレス・流山おおたかの森駅周辺は開発が進み、人口が増加している。

弱み
流山駅から徒歩5分程度の場所にあるが、呉服店の裏庭にある納屋が店舗のため、店舗がわかりずらい。そのためリピーター客や目的客の集客が中心となる立地。流山駅周辺の飲食店は夕方までの営業の店が多く、同店に対してもそのイメージが強い。

3-3-1、築100年の納屋をリノベーションして開業

江戸時代に舟運で栄えた千葉・流山本町エリアは現在も商家の建物や蔵が残る情緒ある街。

流山市ではこうした歴史的建造物の保存と新たな観光資源にするための補助金事業を行っており、古民家や蔵などをリノベーションしたカフェやレストラン、ギャラリーなどが新たに誕生している。

2016年3月末にオープンした『tronc(トロン)』もこの補助金事業を活用したお店の1つ。

同店は最寄りの流山駅から徒歩5分の場所になる老舗呉服店の裏庭に立地。

呉服店の蔵のわきの路地を抜けると現れる築100年の納屋が店舗になっている。

オーナーの高楠さんとあきさん夫妻は、ケータリング事業を行っていた友人とともに、2011年に東京・三軒茶屋でカフェ『ニコラ』を開業した。

もともと高楠さんも友人も地元でカフェの開業を目指しており、その準備としてケータリング事業と実店舗の『ニコラ』を立ち上げた。

『ニコラ』は高楠さんが作る本格的なフランス菓子と友人が作るイタリア料理が評判となり人気カフェとして成長。

高楠さんは当初、独立する時期について8年から10年を見ていたが『ニコラ』が軌道に乗ったことで、自身の体力と資金面から40歳を前に独立を決意。

2015年4月から高楠さんの地元である栃木・宇都宮や益子で物件探しをスタートした。

しかし思うような物件や立地に巡り合えずにいたところ、あきさんの両親から流山市の補助金事業の情報を聞き、あきさんの地元の流山市を二人で訪れた。

3-3-2、レトロな町並みやローカル線の非日常の魅力

商家や蔵が残る町並みやローカル鉄道の流鉄流山線など、町の持つ魅力を感じ「タイムスリップするような古い町の中で店が出来たら面白い」と、流山で開業することを目指す。

そこで市役所を訪れ、補助金事業や物件について担当者に話を聞くなど、情報収集をスタート。

同時に自分たちでも街を歩いて物件を探し、空いている古民家などの持ち主などに直談判を試みるも、簡単にはいかなかったという。

流山に来てから4か月が過ぎたころ、市役所の担当者から紹介で現在の店舗の物件と出会うことに成功した。

自分たちの地元でカフェを開業するにあたり、高楠さん夫妻が考えていたのは『ニコラ』時代のお客に来てもらうこと。

流山駅は都心から1時間程度でアクセス可能な点も立地選びのポイントにもなった。

また呉服店の裏庭にあるロケーションもここにしかない立地の魅力になるとも考えた。

現在開業から2年以上がたち、地元リピーター客と遠方からの目的客を獲得。

フランス語で「木の幹」の意味を持つ店名の『tronc』のように地域に根を根差している。

まとめ

【立地・物件】

紹介したすべてのカフェに共通しますが、オーナーがイメージする立地や物件と出会うまでに1~3年時間がかかっており、物件探しはそう簡単に出会うわけではないということですね。

地元で開業したい、あの町で開業したいという思いがあっても良い物件は誰かがもう何かのお店を開業していて、物件取得がなかなかできないものです。

立地・物件は人気店になるためにとても重要なポイントになってきますので妥協は許されない。

しかし、何年も物件を探してられないというのが本音ですよね。

当社が運営する『カリフォルニアカフェ』も物件に出会うまで1年ぐらいかかっています。

出会いは突然やってきましたが、1年間必死で物件探ししていた成果だと思います。

不動産業者に物件を探してくださいとお願いしていても、不動産業者もたくさんのお客様を抱えて営業しているのでいい物件を自分に紹介してくれるかはわかりません。

月に一度は不動産業者には定期的に連絡を取り空き物件情報を尋ねるようにしましょう。

その努力が良い立地・物件に出会えるチャンスかもしれません。

【ファンづくり】

紹介したカフェに共通しているのが「地元リピーター」と「目的客づくり」の集客です。

紹介したお店は駅から徒歩5分かかるような、とても良い立地とは言えない場所で営業していますが、しかしその中で「地元リピーター」と遠方から来る「目的客」をしっかり獲得出来ているため人気カフェとなって経営を継続出来ているのだと思います。

一度来店してくれたお客にお店のコンセプトと魅力を感じてもらいファンになってもらう働きかけを行うファン作り、地域貢献し町ぐるみでお客に愛されるファンづくり、非日常の魅力を配信し続け呉服店の裏路地という弱みともいえる立地にありながら素敵なロケーションを演出しお客を誘い込むファンづくり。

すべてのお店のファンづくりのやり方は違うがお客様をリピーターにする戦略は各オーナーが頭を使い作り出したものです。

リピーターづくりは経営に必ず必要となる大事な戦略です。

『リピーターの作り方』につきましては今後記事を書かせていただきます、時期は未定ですが。。。)

お店の売り上げの80パーセントはお客様全体の20パーセントのリピーター客といわれています。

いわゆる『2:8の法則』というものです。

来店していただいたお客様にお店のファンになっていただき再来店いただくようにお店のオーナーは日々に戦略を考えなければいけません。

『次回使えるクーポン』、『次回の来店予約をしてもらう』、『スタンプやポイントカードに2,3回の来店でもらえる特典を明記しておく』などの再来店につなげるような働きかけを行いリピーター作りを行いましょう。

皆様も物件探し、リピーター獲得に向けて頑張っていきましょう。


最後にもう一度言っておきます。お店の立地選びは重要です

それは、立地だけで決まるものではなく、お店のコンセプトや来店して頂きたいお客様の層、提供するメニューや価格帯などから総合的に決まってくるものです。土地はそれぞれ別の性質を持っており、街の雰囲気によって、来店するお客さんの層も異なるため、その人に合わせてメニューや店舗デザインをしていく必要があるでしょう。

立地選びを思い込みやイメージ、感覚で決めるのではなく、仮説検証していく中で決めていけば、成功確率を高めることができますので、しっかりと考えていきましょう。

ちなみに当店 新大阪 カフェ&ビアテラス カリフォルニアカフェは新幹線とJRと地下鉄が混在するオフィス街に立地しています。
平日のランチ時は行列が毎日できるわけではないですが賑わっています、お昼の人気メニューは唐揚げランチ7個入750円(税込み)です。ソースが7種類の中から2つ選べる形にしています。
夜は近隣のサラリーマンをターゲットにしていまして飲み放題30分490円(税込み)が好評です。
法人のお客様がとても多いので貸し切り宴会の需要が高く週末はほとんど貸切宴会になっています。
飲み放題付き宴会メニューも多数取り揃えることで団体法人のお客様も飽きることなく毎回使っていただけます。

ただし、休日のビジネス街は人通りはほとんどなく寂しいですが、当店は新大阪駅が近くにあるというアクセスの良い立地のため結婚式の二次会利用やイベント利用の団体様も獲得できています。

ビジネス街での戦略は得意にしていますので興味のある方はご相談ください。

参考資料(すみだの仕事 2018/4/15|aumo 2019/2/19 | ななうみいんふぉ2018/4/25|CAFERES 2018/8月号)


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